妊娠・出産のときに注意したいこと | 福島市西口 笹木野駅近くの歯医者 いがり歯科医院

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妊娠・出産のときに注意したいこと

女性は妊娠すると、女性ホルモンが大量に分泌されます。
口腔内にはこの女性ホルモンを栄養源としている細菌がおり、その活動が活発になると”妊娠性歯肉炎”を発症しやすくなります。
また、女性ホルモンの影響で唾液の粘度が強まり、口腔内を清潔に保つ機能があるサラサラな唾液が減るのも原因となります。

歯周病が進行すると、炎症性物質「プロスタグランジン」が過剰に分泌されるようになるのですが、この物質は出産が近づく時にも分泌されることから、早産のリスクが上がるとも言われています。

歯周病の妊婦と歯周病ではない妊婦とを比較した研究では
早産・低体重児出産は2.83倍
早産は2.27倍
低体重児出産は4.03倍
のリスク増加がみられるとしているものもあります。

母子手帳には妊娠時の歯科検診の結果を記入するページもあるぐらいですので、体調と相談しながら、妊娠時歯科検診をおススメします。