６歳の頃からお口の中では永久歯が生えてきます。
ちょうど小学校に進学し、交友関係も広がり歯磨きがおろそかになりがちな頃に生えてくる時期に生えてくるのが、６歳臼歯とも呼ばれる第一大臼歯になります。
噛む力も強く負担している第一大臼歯は、お子さんが初めて磨く大人の歯ということもあり、虫歯の罹患率や成人後の欠損（抜歯）率がとても高い歯になります。
１本でも歯を欠損すると、口腔内の噛む力のバランスが乱れてしまったり、清掃が難しい箇所が増えてしまうことが原因で、さらに欠損しやすい状態になってしまいます。
また６歳臼歯の後に生えてくる永久歯も、顎のサイズが小さい状態で中学生の成長しきった顎にそろう様に大きなサイズで生えてくると、歯並びが不揃いになりがちで清掃が難しく、むし歯や歯肉炎、ホワイトスポットなどを作ってしまう可能性が高くなってしまいます。
むし歯を治療した歯と未経験歯では生涯生存率も大きく変わってきますので、人生１００年時代をしっかり食べ話していくためにも、永久歯が生えてくる６歳から１３～１５歳頃までの生え代わりの時期に、永久歯をしっかり守っていきましょう。
