歯を複数失った際などの治療方法の一つとして、義歯(入れ歯)があります。
この義歯ですが、咬合圧(噛む力)の負担が
歯→歯槽骨(顎の骨)
なのに対して
義歯→歯肉(粘膜)と残存歯(無ければ噛む力は全て粘膜)
が負担するようになります。
初めて咬合圧を負担する粘膜は、義歯と骨との板挟みとなり痛みを発症したり、場合によっては傷となる場合があり、口腔リハビリテーションという義歯の調整が必要になります。
さらに時間が経過した粘膜は骨が痩せることにより薄くなり、義歯とのフィット感が失われ、痛みや義歯の破損のリスクが高くなります。
義歯の作成には数回の治療回数が必要になり、【一度作成してから””半年間の新たな作成が、医療機関を変えてもできない””】という保険のルールがあります。
食事や会話に必要な義歯、大切に使用していきましょう。