多くの人が持つ親知らず(前から数えて8番目の奥歯)ですが、その生え方には個人差があります。
真っすぐ生えている:清掃性が十分であれば保存
頬や舌に傾いている:清掃性が不十分・咬み合わせが合わず痛むなどの時は抜歯
斜めに生えている:清掃性が不十分になりやすく、隣の歯への影響が強い場合は抜歯
真横に生えている:清掃器具が届かない場所が多くなりやすく、隣の歯への影響が強い場合は抜歯
埋まっていて見えない:歯ぐきの腫れや痛みがなければ、そのままの事が多い
など、周囲への影響の程度によってその治療方法も様々になり、抜歯・清掃指導・歯周病治療などになります。
抜歯の際には、下歯槽管という大事な神経が親知らずの近くにあることが多いため、CTという三次元のレントゲン検査が必要になることがあります。
1度症状が出ると繰り返しやすいのが親知らずなので、定期検診でしっかりケアをしていきましょう。