虫歯になるとなぜあんなに痛いのか?
これは歯の神経に関係があります。
歯の内部には歯髄という神経と血管が詰まった部分があり、エナメル質にできた虫歯は歯髄に刺激を通しにくいのですが、象牙質まで到達した虫歯は歯髄にある神経に刺激を通してしまいます。
この時歯髄には、C線維とAδ線維の2種類の痛みを伝える神経が多く存在しています。
そもそも歯の感覚はとても敏感で、0.2mmの違和感も感じ取るほどです(髪の毛が口の中に入ると判る)。
虫歯になるとその敏感な神経2種類に刺激が、ほんの数cm~数mmの象牙質を隔てて触れてしまうため、強い痛みが発生してしまうのです。
できれば感じたくない歯の痛み、定期的な歯科検診で虫歯予防をしながら、万が一にも発生してしまった虫歯は痛みが強くなる前に治療をしていきましょう。