虫歯予防として多くの歯磨き粉や、土地によっては水道水にも含まれるフッ素
定期的にフッ素を塗布すると、虫歯に絶対ならないのか?
大人でも虫歯にならないのか?
その答えはNoです。
乳歯や生えたばかりの永久歯(幼弱永久歯)は、その歯の性質上虫歯になりやすく、唾液中のカルシウムイオンを吸収することで虫歯になりにくい成熟した歯になります(なので成熟した歯を持つ大人の方には、子供ほどの効果が期待できません)
しかしカルシウムイオンの吸収は遅く、成熟する前に虫歯になるケースが多いのです。
この時に有効なのがフッ素になります!
フッ素は歯への吸収がとても早く、カルシウムイオンの代わりに歯に吸収され、虫歯になるのを防ぎます。
しかし吸収されやすい反面、取れやすいという特性もあります。
そのため、フッ素塗布をしたとしても次のフッ素塗布までの間にしっかり歯磨きができていないと、虫歯になってしまいます。
インフルエンザの予防接種をしたから、手洗いうがいをしなくても感染しないということが無いように、フッ素塗布をしてもしっかり歯磨きをしないと虫歯になってしまいますので、注意していきましょう。