お問い合わせへの回答~なぜ親知らずを抜くと痛いの?~ | 福島市西口 笹木野駅近くの歯医者 いがり歯科医院

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お問い合わせへの回答~なぜ親知らずを抜くと痛いの?~

「親知らずを抜くと痛い」と思われている方は多いと思います。
虫歯や歯周病によって歯を抜くと少なからず痛みが伴いますが、なぜ親知らずだけ”痛みが強い”イメージがあるのでしょうか?

その一つの原因として、”下の親知らず”が真っすぐ生えてこず横を向いていることが挙げられます。
具体的に例を挙げると、水平埋伏歯と呼ばれる場合が多い横を向いた親知らずは
・歯ぐきや骨に埋まっている部分が多い
・顎の骨にある太い神経に近い
といった特徴が見られます。

そのため、この水平埋伏している親知らずを抜く場合には
・歯ぐきを切開したり、骨を削合するなどダメージが多い
・太い神経への刺激が強い
といった、痛みの原因が他の歯(上の親知らずを含む)よりも多くなる傾向があり、このことが”親知らずを抜くと痛い”といったイメージの要因の一つになっています。

そのため、水平埋伏した親知らずを抜く場合には三次元のレントゲン写真「CT」を撮影し、十分に親知らずと骨、神経との位置を確認した上で行うと良いでしょう。