歯周病の治療と言われて、内容がいまいちピンとこない方も多いと思います。
虫歯の治療は虫歯を取り除いて埋めていく治療で目に見て判りやすい一方、歯周病の治療は一見判りにくいものになります。
その治療内容は
・検査診断:歯周病の状態を視診(直接器具などを使用し目で見る)やレントゲン写真で確認する。
・歯周基本治療:歯石や磨き残しを除去し、粗造(表面が溶けザラついた状態)になった歯の表面の感染部を除去し滑沢にすることで、プラーク(歯垢)が付きにくくする場合や、PMTCを行いご自身でのセルフコントロール力を上げることも行います。
・歯周外科治療:歯周ポケット(歯と歯茎の境目)が歯周病によって深くなり、奥深くに歯石や粗造な面がある場合は、歯ぐきを開き除去・清掃を行います。
どれもが歯の形に大きな変化はなく、一見して必要性が低く虫歯治療のように一度で終わらないので面倒に感じられる治療ですが、健康的な歯で食事や会話を楽しむためにはとても重要な治療になりますので、頑張って治療をしていきましょう。