お問い合わせへの回答~指しゃぶりはいつまでに止めさせるの?~ | 福島市西口 笹木野駅近くの歯医者 いがり歯科医院

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お問い合わせへの回答~指しゃぶりはいつまでに止めさせるの?~

小さいお子さんに見られる「指しゃぶり」
これには、必要な時期と不要な時期があります。

1歳頃までは成長・発達において意義のある行動になります。母乳を吸うための練習や、これからの食事等に向けてのトレーニングになりますので、無理にやめさせる必要はありません。

3歳頃からは無くす必要があります。理由としては
→歯列、噛み合わせへの影響
・前歯を圧迫させることにより歯が歯ぐきの方向に圧下してしまい、上下の前歯の間に隙間ができてしまう。(開咬)
・親指を吸うことで上の前歯が唇側に押されてしまい、逆に下の前歯は後ろに押されてしまう。(唇側傾斜・舌側傾斜)
→口元への影響
・指しゃぶりをしている時に使っている筋肉が吸っていない時にはゆるんでしまい、唇が開いたままの状態になる。(口呼吸の可能性)
→皮膚への影響
・指しゃぶりによって指の吸いダコ、指がふやける。

上記のように指しゃぶりは様々な影響があります。

ではこの癖を無くす方法ですが、以下のような事が有効です。

・なぜいけないのかをきちんと説明する。(優しく教えてあげてください)
・誕生日や入園・入学などの節目のタイミングを指しゃぶりの卒業する日を決めます。数カ月前から設定し、継続的に言い聞かすことで、子供の心の準備が整いやすいです。
・物理的に指をブロックする。手袋や指サックをつける(誤飲に注意してください)

その他にも、指しゃぶりはストレスからくるとも言われていますので、無理のない範囲で一緒にいる時間や触れ合いの時間を増やしてみてください。