癒着歯・癒合歯と歯科検診で指摘された場合、どうすればよいのか?
まず
癒着歯:2本の歯の表面がくっついている状態(神経は各々もっている)
癒合歯:2本の歯の表面がくっついており、内部では神経もくっついている状態
といった違いがあります。
原因は明確には判明しておりませんが、対策としては「つなぎめの溝」をよく清掃し、むし歯にしないことが挙げられます。
また、溝が深い場合には「シーラント」という材料を用いて、溝を埋める治療を行いむし歯を予防することもあります。
1本ごとの歯と比べて、むし歯が進行し神経に達した場合の治療(根管治療)が難しく、予後が悪いと言われているため、注意が必要です。
また、生え代わりの永久歯が欠損(先天欠如)していることもあるため、癒着歯・癒合歯を長く使用する必要や、永久歯が存在する場合でも生え代わりの時期が遅くなる傾向があるので歯並びに影響を及ぼすことがありますので、注意が必要です。