歯ぎしりや酸蝕症(酸蝕によって歯が病的に傷んでしまった状態)などで、歯の表面のエナメル質が減ってしまい、象牙質がむき出しになると知覚過敏が発症します。
原因が歯ぎしりなどで削れた歯の象牙質を覆う治療をする場合、上下の歯がしっかり当たっているため修復素材の厚みを確保するため、さらに象牙質を削る必要があります。
そうなると、さらに知覚過敏が進行する可能性があります!
またコンポジットレジン(プラスチック)での治療では、噛む力に負けてしまいすぐ外れる恐れがあるため、銀歯での治療を選択する場合がありますが、銀歯では熱伝導率が良いため治療で薄くなった象牙質に熱を伝えて、知覚過敏を抑制できない可能性があります。
そのため、第一選択として知覚過敏用の塗布薬や表面のコーティングをする場合があります。
この治療では歯を削る必要がないため、象牙質をさらに薄くする必要もないという利点があります。
知覚過敏用の歯磨剤との併用でさらに効果を発揮しますが、効果を実感するには回数と時間がかかる場合があります。
これから暑い時期となり、冷たいものが美味しく感じられる季節になりますので、お悩みの方はご相談ください。