大人の歯(永久歯)は親知らずを含めて32本ありますが、もとから無い状態を「先天欠如」といいます。
この先天欠如が多いのは
・親知らず
・上顎側切歯(前から2番目の上の歯)
・上下顎第二小臼歯(前から5番目の上下の歯)
・下顎中切歯(前から1番目の下の歯)
となります。
この先天欠如の場合、”乳歯を使い続ける”必要があり、もし虫歯等で抜歯になると
・咀嚼障害
・歯列、顔貌への影響
・発音障害
・顎関節への影響
などのリスクがあります。
歯を補うためには差し歯やインプラントなどがありますが、年齢や顎骨の成長状態によっては入れ歯で成長を待つ必要があります。
先天欠如は早期発見・早期対策が必要となります。
歯が生えてくるのが遅れているだけなのか先天欠如なのか、確認にはレントゲン写真などでの検査が必要となりますので、ご相談ください。