歯科パノラマX線画像解析AI「パノスコープ」
PanoSCOPE
AIで見落としのない安心診断を
いがり歯科医院では、歯科パノラマX線画像をAIが自動で解析するシステム「パノスコープ(PanoSCOPE)」を導入しています。
医師の経験にAIの客観的な分析を加えることで、見落としのない精密な診断を実現します。
パノスコープとは
パノスコープは、歯科パノラマX線画像をAI(人工知能)が解析し、骨の形態や厚さ、異常の可能性を数値化する診断支援システムです。
人の目では気づきにくい小さな変化を客観的に検出し、歯科医師の診断をサポートします。
AI解析によって得られた数値や形態分類は、患者さまの状態をわかりやすく可視化し、今後の治療や予防方針の検討に役立てられます。
解析でわかる主な項目
| 項目 | 内容 |
| 骨形態指数(MCMI) | 骨の形状をスコア化し、異常の有無を数値表示(35以上で軽度異常、65以上で重度異常) |
| 皮質骨厚さ(MCW) | 下顎骨の左右の厚みを計測(2.6mm未満で異常の可能性) |
| 骨形態指標(MCI) | 骨表面の状態を分類(I型=正常/II・III型=異常傾向) |
※ MCMI: Mandibular Cortex Morphology Index
※ MCW: Mandibular Cortical Width
※ MCI: Mandibular Cortical Index
解析結果のサンプル
以下は、AI解析による実際の解析結果例です。
数値や形態を比較することで、骨の状態の違いが一目でわかります。
| 判定項目 | 正常例(MCMI:23) | 軽度異常例(MCMI:61) |
| 皮質骨厚さ(右/左) | 3.6mm / 4.0mm | 2.5mm / 2.2mm |
| 骨形態分類(MCI) | I型(内側表面はスムース) | II型(内側表面に線状吸収あり) |
| 骨形態指数(MCMI) | 23(正常範囲) | 61(軽度異常) |
| 判定 | 骨の厚みが十分に保たれています。 | 骨の厚みがやや減少しています。 |
| 医師コメント | 吸収や変形は認められず、健康な状態です。 | 骨吸収傾向がみられ、早期のケアが重要です。 |
AI解析レポート例
AIと歯科医師による二重チェック体制
AIが解析した結果をもとに、歯科医師が経験と知識を用いて最終判断を行います。
AIの客観性と人の判断力を組み合わせることで、より正確で信頼性の高い診断を行うことが可能です。
パノスコープ導入によるメリット
メリット
- 小さな異常を見逃しにくい
- 骨の状態を数値で確認できる
- 診断内容をわかりやすく説明できる
- 治療や予防の方針をより的確に立てられる
- 定期検診時の経過観察にも活用できる
メリット
- 安定した噛み合わせを比較的長く保つことができる
- 自然な歯に近い見た目に仕上げることができる
- 噛み合わせの力が強いので、硬いものを食べたり、力強く歯をくいしばることができる
- 装着後の違和感や外れてしまう心配がない
- 定期的なメンテナンスで長持ちさせることができる
デメリット
- 比較的費用がかかる
- 個人差によるが、ブリッジに比べると治療時間が長くなる
- 手術になるので、状態により適応とならないケースもある
- 家庭での適切なブラッシングや医院での定期メンテナンスが必要になる
AI解析の流れ
STEP1 撮影
パノラマX線を撮影(お口全体を1枚の画像に記録)
STEP2解析
AIが画像を解析し、骨の厚さ・形態を自動で数値化
STEP3診断
歯科医師が結果を確認し、総合的に診断
STEP4説明
結果をわかりやすくご説明します
1. パノラマX線を撮影(お口全体を1枚の画像に記録)
2. AIが画像を解析し、骨の厚さ・形態を自動で数値化
3. 歯科医師が結果を確認し、総合的に診断
4. 結果をわかりやすくご説明します
「撮影 → 解析 → 診断 → 説明」まで、わずか数分で完了します。
安全性とプライバシーへの配慮
解析に使用する画像データは、医療情報保護基準に沿って安全に管理されています。
AIは診断を補助する目的でのみ使用され、最終的な判断は必ず歯科医師が行います。
個人情報の取り扱いにも十分配慮しておりますので、安心して検査を受けていただけます。
AIの力で、より安心・精密な診療を
いがり歯科医院では、先進的なAI技術を積極的に導入し、患者さまに「見落としのない安心診療」をご提供しています。
パノスコープによるAI解析を通じて、骨や歯の状態をより正確に把握し、健康を長く守るサポートを行ってまいります。